26日尼崎東海岸ふかせ沈没,その後小物釣り
yamaponさんより
東海岸は26日、海水の色が白く濁っていました。これは青潮(あおしお)のせいです。
海水に含まれる硫黄がコロイド化し、海水が白く濁ったのです。
更に原因として
栄養のある生活排水により大量発生したプランクトンが死滅し、海底に沈殿しますと
バクテリアによって分解される過程で海中の酸素をいっぱい消費します。
その結果、酸素の極端に少ない海水になってしまいます。
通常、この海水は潮の流れにより周囲の海水と混ざって分散しますが
東海岸のような内湾ではこの力が弱いのです。
酸素の少ない海水では、酸素を必要としない細菌である硫酸還元菌だけが増えてくるため、
大量の硫化水素が発生します。
この硫化水素を大量に含んだ海水が上昇すると、表層付近の酸素によって硫化水素が
酸化され、硫黄或いは硫黄酸化物の小さな粒ができます。
小さな粒はコロイドとして海水中に漂い、太陽光を反射して海水を乳青色や乳白色に変色
させるのです。多くの場合、青潮は硫化水素により卵の腐ったにおいがします。
これは有毒ですので、魚はどこかへ逃げていきます。
だから、東海岸では魚のくいが悪いのではなく、沖に逃げていなくなったのです。
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