バチ抜けって何やねん?
ゴールデンウィーク頃からエビ撒き効果が期待できない釣り場が2つ3つあった。水温が上昇し温排水の効果がなくなるところもあるが、その多くが「小魚(ボラ子イナのメダカサイズの大群など)」や「バチ抜け」が原因な気がする。
ハネは食い気がなくなったのではなく、たらふく食って余裕のよっちゃんなのだ!
それで「バチ抜け、バチ抜けっていうけれど、いったい何やねん?」と思う人がいると思うが、
語源はこうだ。
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バチ抜け語源*************************************************
関東の漁師がある特定のゴカイのことをバチといっていたらしい。それを釣り人は環形動物の多毛類、・・・・要はゴカイ全般をバチといった。釣り人は全国にいるのでその言い方が全国に燎原の火のごとく広まった。
つまり、ゴカイ=バチが生殖活動のために砂泥から抜けてでてきて、泳ぎ回ることを「バチ抜け」というんや。
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実は昨日の鳴尾貯木場もうじゃうじゃ泳いでいた。
こんな感じ・・・・・・色が白く見えるが・・・昨日のは肉眼で赤茶色だった いろいろ
ゴカイやなんやっていうけれど
ゴカイとは仲間を総称した言い方で、ものの本によるとゴカイの種類は4000種類をこえるという。
だから、グニャグニャ泳いでいるのをみたとか タバコサイズでまっすぐ結構速く泳いでいるのをみたとか
意見がまちまちで「誰が言うのが正しいねん」と思う人がいるかもしれんが、みんな正しい。
いろいろ地域にいるゴカイは違うんだから、バチ抜け時期もゴカイのスタイルも変わる。
ゴカイによっては、砂泥の時とほぼ同じスタイルで泥から抜けてくるものもいれば
中には体の形や足を平たい遊泳型(生殖タイプ)にかえて、結構速く泳げるスタイルに変身して、抜けてくるものもいる。
生殖活動といってもゴカイの多くは雌雄で別個体なんだけれど、体内受精ではなく雌が産卵し雄が精子をぶっかける体外受精なので、産卵時期ということや。
人間の生殖活動の場合、交尾と出産は10ヶ月のタイムラグがあるわけやけれど、勘違いしないように。
ということで、
海の表層をゴカイが泳いでいたら、アオイソメのこすり釣りが最高や!
ゴカイによるんやけれど・・・ゴールデンウィークあけ頃から6月中旬は泳いでるんと違うかな・大阪湾は・・・。